寝ても覚めても犬が好き

WEBディレクターが犬とロックとWEBと食べ物のことなどを綴るブログ

今年の目標

新年なので今年の目標など。

 

月一冊以上仕事関係の本を読む

疲れていても「1日数ページは絶対に読む」という習慣をつけたので、去年よりもペースをあげたいです。

(仕事以外の本はむしろ気分転換なのに仕事の本は心のハードルが…)

昨年に続きWebマーケティングまわりとUXまわりを読もうと思っています。

 

去年読んだ本まとめ

など

 

 

Sassをもう少し書く、紙のデザインを引き続きやる

ディレクションが多いので機会は少ないけれど、自分で書く機会があるときは全力で楽しんで書きたいです。

紙のデザインは会社パンフレットやちらしなどたくさん関わることができたので引き続き積極的にやっていこうと思います。

雑誌デザインの分析が大好きなのでこちらも継続したいです。

(マージンの使い方や字詰めなどやっぱり紙は楽しいし勉強になる)

 

 

React.jsを勉強する

ここ最近案件でReactが多いので、ガリガリ書くのは無理でも人の書いたものの簡単な修正などは対応していきたいので引き続きお勉強します。

 

 

プライベートの目標

犬をかわいがる

犬は正義…犬は神…犬はかわいい…

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走るうちの犬

旅行に行く

国内外問わずうちの母が行きたかったところに行こうとお思います。

まずは2月にニューヨークに行ってきます!

BANANA FISH聖地巡礼もする予定)

母が見たかった景色や食べたかったものなど少しずつ体験しようと思います。

 

筋トレをする

うっすらおなかが割れているのでバッキバキにできるようにがんばります。

腹筋ローラー継続。

 

 

着物に挑戦する

実家の着物をドサっともらってきたので今年は着物にチャレンジします。

まずは一人で着れるようになりたい!

 

 

ピアノを引き続きがんばる

今年もなんらかの形で人前で弾けるようにがんばります。

 

年末までに達成できるようにがんばります!

 

 

 

 

読書日記 「#シェアしたがる心理」

Twitterでおすすめされていた「#シェアしたがる心理」を読みました。

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こちらは社会学的にInstagramなどのアプリを中心に行われているビジュアルコミュニケーションについて書かれています。

「タグる」(言葉で検索する「ググる」からInstagramなどでタグを使っていくコミュニケーション)を移っていっている現状や、浮世絵などにも見る「盛る」の歴史、オリジナルがないけれど同時多発的に流行する「シミラークル」、SnapchatやInstagram Storiesなど期限内に消える 「エフェメラル」の流行など現在のシェア文化についてわかりやすく解説しています。

 

わたしが興味深かったトピック

現実のつながりとSNS上のつながりがほぼ同じになってきている

(若年層は特に顕著)

そのため、現実で友達がいないとSNSでも友達がいない、シェアもされない、という感じになってどっちも隠キャになるというのを読み、納得半分切なさ半分でした。

趣味のカテゴリなどではまた別だと思いますが。

Twitterは現実の人間関係は関係なく面白ければあっという間にシェアされますが、Instagramをはじめとしたビジュアルコミュニケーションはよりリアルに繋がっているので(Twitterよりも顔出しも多い気がする)よほど光るものがなければ現実で隠キャだとSNS上でもシェアされずらいというのは残酷に思います。

今の10代が生きている世界を垣間見ました。

 

エフェメラルが好まれる背景

現実とSNSのつながりがほぼ同じになっているのにも当然つながっていますが、「仲間内で盛り上がる」にエフェメラルがフィットしているというのを説明がとても納得できました。

すぐに消えるならインスタ映えとか考えなくてもいいですし。

Instagramに投稿するものは作り込んだもの、Storiesは気軽に投稿できるし盛り上がり中心、オチなどなくていい、というの説明がわかりやすかったです。

 

盛りについての考察

「現実でがっかりされないようにうまく盛る」という概念がおもしろかったです。

「もとから可愛い子」より「努力して可愛い子」がうけるようになっているという下地もあるので、作り込むことはむしろ努力だし良いことだという考えは素敵だなと思いました。

「盛れすぎの坂」の「不気味の谷」の解説もおもしろかったです。

 

「タグる」の流行る背景に検索エンジンへの不信

わたしたちWEB制作者はサイトの表示速度が早いことは正義的な業界にますが、ユーザーも表示速度やモバイル対応で上位表示される場合があるという仕様を把握しはじめていて、かつそれはあまり意味がないのでGoogleよりInstagramのタグを使って情報を検索している、というような一説を読み、「技術書だけでなくいろいろな本を読むのは大事だな」という月なみな感想を持ちました。

若年層はGoogle検索を使わなくなっているというのは記事などを読み把握していましたが、こういうことも不信の一つになっているとは思わなかったです。

 

締め

心のどこかで「インスタ映え(笑)」的に見ていた部分があったんですが、ある程度裏付けがあったり、いわゆる若年層のリサーチ結果などを見ると「笑ってる方がとりのこされるな」という感想になりました。

よく自己顕示欲にからめて馬鹿にする言説もみますが、そもそもがInstagramを始めとしたビジュアルコミュニケーションの世界と現実が分断しているのではなく、全て含めて自分という概念はまったくなかったです。

盛っている姿も自分なんだなーと。

分断していると考えるのはもはや古い価値観なのだなーとしみじみしました。

そりゃー「インスタ映え(笑)」「盛り(笑)」といって馬鹿にする側と目いっぱい「インスタ映え」を心から楽しんでいる側は噛み合うはずもないです。

そして確実にその価値観が経済を動かしてきているので、価値観をアップデートしないと厳しいと思いました。

これからARやVRもどんどん普及してビジュアルコミュニケーションの比率は高くなるでしょうし、シェアされた写真からダイレクトに検索する技術もどんどん向上していくでしょう。

あと5年後、ビジュアルコミュニケーションがどうなっているのかが楽しみです。

読書日記 「Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書」

「Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書」を読みました。

架空の実例をまじえてわかりやすく解説されていて初心者にも優しいです。

コンテンツマーケティングの基本概念を説明後、実際の手法をひとつひとつ解説していきます。

ペルソナ、カスタマージャーニーなどすでに既知の単語の解説も続きますが、復習のつもりでしっかり読みました。

PDCAを回す大切さはどの本にも書いていますが、この本はPDCAの手法についても細かく書いていて親切だと思います。

最後にコンテンツマーケティングを実践、売上を伸ばしつつ広告費を減らすことに成功したYale Appliance社の事例が掲載されていて、とても参考になりました。

コンテンツマーケティングは継続は力なりですね。

実案件で行うには予算、納期など様々な制限があるとは思いますが、取り入れられる部分がたくさんあったし、とっかかりの一冊としてはとても良い本だと思いました。

 

読書日記 「インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針」

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針」を読み終わりました。

 

最近忙しくて読書をさぼり気味だったんですが、少しずつ読みすすめてやっと終わりました。

知っていることも知らないことも入っていますが、心理学的にしっかり掘り下げて書いてあるので知っていることも新しい発見があります。

難しいことも平易に書いてあるのでとても読みやすいです。

 

わたしはディレクターという立場上、お客様の前でお話することが多いので、この本にあるようなTipsはお客様の説得材料としてもとても有効と感じました。

 

「選択肢は4つ前後が一番選ばれる」、「一番本音が聞けるのは対面、メールではきびしくなる傾向がある」、「人は物語の形式が一番理解しやすい」、「時間は相対的」などなど業務にすぐに応用できるTipsがたくさんあります。

1つのコンテンツは長くても5ページ前後なので、少しずつ読みたい人にもとてもおすすめ。

 

積読をある程度消費したら続編「続・インタフェースデザインの心理学 ─ウェブやアプリに新たな視点をもたらす+100の指針」も読みたいです。

CSS Nite LP58 Corder's High 2018にいってきました

毎年参加しているCorder's Highに今年も参加してきました。
cssnite.jp


が、最初っから人身事故で遅刻という出鼻のくじかれっぷりで基調講演をほぼ聞けず…
途中も仕事都合で一時抜けざるを得ず、全部しっかり聞けたとは言えないものの感想をまとめます。

セッション1 「技術トレンドとの向き合い方」

中村 勇希さん

人身事故のため聞けず…
Twitterを見ているととてもおもしろそうな内容だっただけに残念です。
スライド見ます!!

セッション2 「コーダーとデザイナーの溝を埋める、業務改善のタネ」

水越 佑介さん

デザイナーさんを甘やかし過ぎでは?というくらい親切な提案内容でした。
ただ、紙あがりのデザイナーでコーダーとの完全分業の現場で働いていたときは(そのときはディレクターの立場でしたが)、似たような問題を見てきたので大変有効だと思いました。
スタイルガイド大事!

セッション3「実案件から学んだ フロントエンドにおけるアクセシビリティ対応」

植木 真さん、秋山 豊志さん

ふだんアクセシビリティに取り組んでいるとはいえない環境のため、真新しいトピックばかりでとても勉強になりました。
が、「受託でやる場合、アクセシビリティ対応分の工数はどこに計上すべきだろう??」というのをしばし考えました。
これから対応は必須になっていくと思うので、(工数的にも)できるところから取り組んていけたらいいな、と思います。

セッション4「コーダーも知っておきたい解析事情 2018」

井水 大輔さん

解析まわりのタグについてのセッションでとてもわかりやすかったです。
イベントのタグ埋め込み作業を無心でやる場合もあるので、「ああ、こうやって実を結ぶのか…」という感慨深さもあり。
現在案件でもかかわる場合も多いのでじっくりスライドで復習したいです。

セッション5「Webサイト表示速度改善手法」

阿部 正幸さん

仕事都合で抜けたため参加できず…
スライド見ます!!

セッション6「フロントエンドでサイトスピードUP!」

佐藤 あゆみさん

画像の圧縮の大切さを改めて認識。
.htaccessの書き方などわかりやすく実用的なTipsがありがたかったです。
表示速度の相談を受けることもあるので、どんどん活用していこうと思います。

  • 添え物画像はRetinaにしない
  • なんとなくのスライドはやめる
  • 古い情報は消す

などのコンテンツ自体の見直しも同時にやるのは大事だなーと思いました。

セッション7「現場で役立つCSSアニメーション」

伊藤 由暁さん

hoverで使えるかっこいいアニメーションをコードつきで解説していただけて超おもしろかったです。
いつも一緒のものを書きがちなhoverのアニメーションなので、ちょっとした違いで印象もガラッと変えられるということを改めて認識。
コードがあれば指示もしやすいのでgithubに公開していただけるのもありがたいです。
「よく見るあれはこれこうやって書いてるんだ!」という気付きも楽しかったです。

セッション8「もう一歩踏み込んで現場で使うCSS Grid」

鹿野 壮さん

CSS Gridが本当に便利で今の環境でなかなか使えない(IE10が切れないなど)のが死ぬほどくやしくなりました。
IE11なら便利な機能もフル使えるのに><
Autoprefixerは神様なのでは…
あと古いブラウザは爆発してほしいです><

セッション9「UI開発者の生存戦略

木達 一仁さん

クロージングらしいセッションでした。
ここ十数年の技術の移り変わり、UIを設計することとは?というような大局のお話でした。


今回は一部抜けてしまったりであまり落ち着いて聞けなかった部分もあるのでフォローアップでじっくり復習したいです。
あとVueを実案件でやってみたいなーと思いました。

読書日記「コンバージョンアップの99の手法」

コンバージョンアップのために行う施策をわかりやすくまとめています。

  • UI/UXの改善
  • GoogleAnalyticsの分析→PDCAの回し方
  • STPや4Pについて
  • 具体的な改善事例
  • MAについて

などなど盛りだくさんかつだいたい1つのテーマが2〜3ページで完結しているので隙間時間にも読みやすかったです。

「顧客視点に立つ」という基礎をきちんと行うことの大切さを改めて感じる一冊でした。

PDCAまわさねば…

読書日記「デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール」

ブランディングについてわかりやすく解説した一冊。
薄いしすぐに読めるのも魅力的。
本文中の例も誰もが知っているメーカーやブランドなのですんなり理解できます。
また、失敗例もあるため納得感が高いです。

  • 「ブランドターゲット」と「セールスターゲット」の違い
  • 「ブランドターゲットのインサイトとコアバリューの一致」

などなどとても納得しました。
「『インサイト』はときにえぐいけれど強力」は心に刻みます。

また、

  • ブランドの価値を高めるためには全てに一貫性を持つ必要がある
  • 手に入れたあとのUXはとても大切

のような点はいつもやっているWEB系の案件にも共通するなぁと改めて思ったり。
カスタマージャーニーマップをもとにした受容性と差異性の抽象化もとても興味深かったです。
自社でPDCAを回すときはちゃんとスピード感もってできるかな…。

4P(Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(プロモーション))、SWOTなど
マーケティング基礎用語がたくさんででてきますが、
直近で読んだマーケティングの基礎知識の本のおかげでより読みやすく感じじました。

複数の本を横断して読むと理解が深まるためしばらく頑張ろうと思います。